育毛剤 発毛剤 違い

薄毛の対処法として真っ先に挙げられる「育毛剤」「発毛剤」

育毛効果を高めるためにも、育毛剤と発毛剤の違いを知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、次の項目をご紹介します。

この記事でわかること
  • 育毛剤と発毛剤の違い
  • 育毛剤と発毛剤の併用の可否
  • おすすめ育毛剤&発毛剤3選

育毛剤と発毛剤は混同されがちですが、それぞれ効果や役割が異なるため、自分の頭皮に合ったアイテムを選びましょう。

育毛剤と発毛剤の違いを徹底解説!

【徹底比較】おすすめ育毛剤コスパランキング!効果的な使い方も解説!

名前だけ見るとどちらも同じような効果を想像しますが、育毛剤と発毛剤の効果や役割は大きく異なります

目的と異なるアイテムを使用してしまうと、かえって薄毛を悪化させてしまう可能性もあるため、自分の目的に応じた効果を見極めましょう。

ここでは、それぞれの薬剤の効果や目的、副作用の違いについて解析していきます。

育毛剤の効果と目的

育毛剤は、すでに生えている髪にアプローチし、薄毛の予防髪のハリ・コシを維持することを目的としたアイテムです。

 育毛剤は薄毛が気になり始めた方や将来起こりうる薄毛を予防するのには適しています。

主に含まれている成分には、血行促進や保湿、抗炎症作用があり、頭皮の環境を整えることで、抜け毛を予防し、ボリュームのある健康な髪を維持します。

一方で、すでに薄毛が進行している場合は育毛効果を発揮することは難しいです。
育毛剤がおすすめな人
  • 髪のハリ・コシがなくなってきた人
  • 髪のボリュームがなくなってきた人
  • 頭皮が乾燥している人
  • フケやかゆみなどの頭皮トラブルに悩んでいる人

育毛剤は「医薬部外品」に分類され、自己診断で使用しても問題ない成分しか配合されていないため、薬局やドラッグストアでも簡単に手に入れることができます。

出典:https://www.agaskin-woman.jp/lab/usuge/difference-hairtonic-hairgrowth/
出典:スカルプD公式サイト

発毛剤の効果と目的

発毛剤は、新しい髪の発毛と成長を促し、壮年性脱毛症(AGAやFAGA)によって起こる薄毛を治療することが目的のアイテムです。

 育毛剤との最大の違いは、発毛成分「ミノキシジル」が配合されていることです。

ミノキシジルの配合によって、髪を生成する毛母細胞を直接刺激することで、強くコシのある髪の発生定着を促します。

育毛剤では改善できないFAGAなどのホルモンに関する薄毛にも効果的で、すでに進行している薄毛の改善にも効果が期待できます。
発毛剤がおすすめな人
  • すでに頭皮が透けて見えている人
  • 生え際がかなり後退している人
  • 壮年性脱毛症の改善・予防をしたい人

ミノキシジルが含まれた発毛剤は「医薬品」に分類されるため、処方にはクリニックにて医師の診断が必要です

出典:https://www.agaskin-woman.jp/lab/usuge/difference-hairtonic-hairgrowth/
出典:スカルプD公式サイト

育毛剤と発毛剤の副作用の違い

育毛剤と発毛剤は、どちらも薬剤である以上、副作用の可能性があります。

ここでは、「どちらの薬剤にも共通して起こりうる副作用」と「発毛剤のみに起こる副作用」をご紹介します。

過去に以下の症状が出たことがある方は、医師・薬剤師に相談してから薬剤を使用することをおすすめします。

育毛剤・発毛剤に共通して起こりうる副作用
  • 頭皮のかゆみ
  • かぶれ
  • 赤み
  • 発疹
  • フケ

一方、発毛剤に含まれる「ミノキシジル」は、もともと高血圧を治療する「血圧降下剤」として開発されたため、発毛剤を使用する際には、全身性の以下の副作用の可能性があります。

全身性の副作用
  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸
  • 手足のむくみ
  • 急激な体重増加
  • 胸の痛みなど
 過去に心臓疾患、腎臓疾患、高血圧症、低血圧症といった既往歴がある方は使用前に、必ず医師または薬剤師に相談してください。

自分の薄毛の状態をしっかり把握するためにも、クリニックを受診して薄毛の悩みを伝えてみてもよいでしょう。

薄毛をより効果的に改善するためにも、まずは自分の頭皮に合ったアイテムを選び、早めの対策を取るようにしましょう。

出典:スカルプD公式サイト

育毛剤と発毛剤の併用は可能?

育毛剤と発毛剤の併用はおすすめできません。ほとんどの商品の使用説明書には、他商品との併用を避けるように促す文章が記載されています。

ここでは、育毛剤と発毛剤の併用によって起こりうるデメリットについて解説します。
育毛剤と発毛剤の併用のデメリット
  • 吸収を妨げて効果が発揮できない可能性がある
  • 副作用による頭皮トラブルのリスクが高まる

それぞれ詳しく解説していきます。

成分の吸収を妨げて効果が発揮できない可能性がある

育毛剤や発毛剤は、商品1つで十分な効果が得られるように成分の配合量や割合が調整されています

複数の薬剤を併用してしまうと成分のバランスが崩れてしまい、有効成分が十分に吸収されず、本来得られるはずの育毛効果を発揮できなくなります

成分量が増えても効果が倍増するわけではないので、成分の適正量を守って、効率よく効果を発揮しましょう

副作用による頭皮トラブルのリスクが高まる

複数の薬剤を併用してしまうと、相性の悪い成分が混ざり合う可能があるため、副作用による頭皮トラブルのリスクが高まります。

 商品同士で配合成分が重複している場合は、成分の吸収量が増加し、かえって頭皮に悪影響を与える可能性もあります。

それぞれの薬剤を効果的に使用するためにも、誤った使用方法や薬剤の併用はやめましょう

せっかく育毛剤と発毛剤を購入しても、効果がないどころか、頭皮に悪影響まで出てしまうと本末転倒です。

出典:スカルプD公式サイト

おすすめの育毛剤5選を徹底比較!

[M-ikumou]

おすすめの発毛剤厳選3選を紹介!

スカルプD メディカルミノキ5

スカルプD メディカルミノキ5の特徴
  • ミノキシジルを国産最大濃度5%配合
  • 酸化防止剤無添加処方
  • 使い心地を追及したクッションラバーヘッド

スカルプDメディカルミノキ5は、20年間にわたり頭皮の健康を追求する「スカルプD」が発売する、「ミノキシジル」を5%も配合した発毛剤です。

POINT1:酸化防止剤無添加で安全性を確保した「ミノキシジル製剤」

本商品は、添加物である酸化防止剤が使用されておらず、頭皮に負担をかけることなく安全に発毛を促すことができます。

POINT2:クッションラバーヘッドで使い心地抜群

ノズルにスカルプD独自のクッションラバーヘッド」を採用することで、頭皮への負担を減らしつつ、狙った箇所に的確に液剤を塗布することができます。

毎日使い続けるモノなので、ストレスフリーな使い心地は非常に嬉しいポイントですね。

基本情報

注目成分 ミノキシジル
価格・容量 7,800円(税込)・60㎖
販売元 アンファー株式会社

出典:https://scalp-d.angfa-store.jp/brand/medicalminoxi5/

リアップX5プラスネオ

リアップX5プラスネオの特徴
  • 国内初!7種類の有効成分配合のミノキシジル製剤
  • 「スカルプバランス成分」を新配合
  • ミノキシジルの国内最大級配合濃度5%

大正製薬は、1999年に日本で初めてミノキシジル配合した発毛剤「リアップ」を発売しました。

それ以来、発毛剤の先駆者としてリアップシリーズの研究と技術開発を続けています。

POINT1:有効成分がミノキシジルの発毛効果をサポート

本商品はミノキシジルに加え、6種類の有効成分が頭皮環境の改善にアプローチし、ミノキシジルが持つ発毛効果を最大限引き出します

POINT2:新配合成分が頭皮のトラブルを抑制

新配合「スカルプバランス成分」は、皮脂や常在菌のバランスの乱れを改善し、炎症・かゆみ・フケなどの頭皮トラブルをケアします。

頭皮環境が整うことで、ミノキシジルの発毛効果を十分に発揮することができます。

基本情報

注目成分 ミノキシジル・トコフェロール酢酸エステル・ピリドキシン塩酸塩
価格・容量 7,753円(税込)・60㎖
販売元 大正製薬株式会社

出典:https://brand.taisho.co.jp/riup/riupx5/

リグロEX5エナジー

リグロEX5エナジーの特徴
  • 日本初!発毛成長成分配合のミノキシジル製剤
  • 3種類の有効成分が頭皮の環境を整える
  • ミノキシジルを国内最大濃度5%配合

本商品は、、始めやすくて続けやすい発毛剤というコンセプトの基、発毛剤選びから購入、継続までのストレスの軽減しています。

始めやすい価格とスタイリッシュで手に取りやすいデザインが魅力的なですね!

POINT1:日本初の発毛成長成分配合のミノキシジル製剤

本商品に配合されている「パントテニルエチルエーテル」は、毛母細胞に活力を与えて毛髪の成長を促進するほか、炎症を抑え、頭皮の環境を整えることができます。

POINT2:3種類の有効成分が頭皮の環境を整える

皮脂の過剰分泌を抑える「ピリドキシン塩酸塩」に加え、頭皮の過酸化物質を抑制する「トコフェロール酢酸エステル」が頭皮の環境を整えます。

さらに「ℓ-メントール」が頭皮に清涼感を与えて、かゆみを緩和します。

基本情報

注目成分 ミノキシジル・パントテニールエチルエーテル・ピリドキシン塩酸塩
価格・容量 5,940円(税込)・60㎖
販売元 ロート製薬株式会社

出典:https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241166947

育毛剤がおすすめな人と発毛剤がおすすめな人の特徴

育毛剤と発毛剤はそれぞれ違いがあるため、毛髪の状態や目的により使い分けることが重要です。

育毛剤がおすすめな人の特徴

育毛剤がおすすめな人と発毛剤がおすすめな人の特徴

育毛剤の特徴

育毛剤は、毛髪の成長を促すための薬であり、主に以下のような働きがあります。

  • 頭皮の血行を促進する
  • 栄養を補給して頭皮環境を改善する
  • 今生えている髪の毛を維持する

育毛剤は、医薬部外品であり主に症状の予防の為に使用するものです。薄毛の原因物質の生成を防ぎ、これ以上の薄毛対策に効果があるのです。

 抜け毛を予防するフケやかゆみ、炎症を抑えて頭皮の環境を良くする成分が配合されています。

その他、発毛剤との大きな違いとしては、有効成分にミノキシジルが配合されていないことが挙げられます。

ミノキシジルについては、後の発毛剤で詳しく解説します。

育毛剤がおすすめな人

育毛剤がおすすめな人と発毛剤がおすすめな人の特徴

育毛剤は頭皮環境を改善し、頭皮トラブルからくる薄毛・抜け毛を予防する効果が期待できるものです。

そのため、以下のような「残っている毛髪を育てて、頭皮のコンディションを安定させたい方」におすすめします。

  • 毛髪を育てて頭皮状態を向上したい方
  • 毛髪のボリューム低下が気になる方
  • 毛髪の太さや強さが弱くなってきた方

上記に当てはまるという方は、育毛剤を選ぶのが良いでしょう。一方、すでに薄毛が進行しているという方には、次で解説する発毛剤がおすすめです。

出典:https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_348.html
出典:https://agacare.clinic/official/column/effect/1631/
出典:https://will-agaclinic.com/column_list/difference/

発毛剤がおすすめな人の特徴

発毛剤の特徴

育毛剤がおすすめな人と発毛剤がおすすめな人の特徴

発毛剤はミノキシジルと呼ばれる、厚生労働省が発毛効果を認めた有効成分が含まれている医薬品のことです。

もともと高血圧の治療薬として使用されていたのですが、毛深くなる副作用が確認され、AGA治療薬として改良されることとなったのです。

 日本では唯一、髪を生えさせる成分の外用薬として認可されています。

ミノキシジルは、主に以下のような働きがあります。

  • 血管を拡張させて血圧を下げる
  • 「毛乳頭細胞」と呼ばれる髪の毛の成長を促す細胞に作用して、ヘアサイクルを正常に戻す

ミノキシジルを主成分とする発毛剤は、「新たに毛を生やして、太くてハリのある毛髪へと成長させる」点が特徴です。

その他、活発な男性ホルモンの働きを抑制することで、抜け毛の進行を抑えるフィナステリドが主成分として配合されています。

発毛剤がおすすめな人

育毛剤がおすすめな人と発毛剤がおすすめな人の特徴

発毛剤は、AGAなどですでに薄毛が進行している人向けの薬であり、以下のような症状の方におすすめです。

  • 薄毛で頭皮が目立ってきた方
  • シャンプーや朝起きた時など脱毛が次第に多くなってきた方

発毛剤は、頭皮の脱毛が目立ってきた方や髪を増やしたい方、薄毛や抜け毛を改善したい方に適しています。

自分の薄毛の特徴がどちらであるか、よく比較してみてください。

出典:https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_348.html
出典:https://agacare.clinic/official/column/effect/1631/
出典:https://will-agaclinic.com/column_list/difference/

まとめ

今回は、育毛剤と発毛剤の違いについてご紹介しました。育毛剤や発毛剤を使用する際は、使用目的に応じた薬剤を使用して、より効率的に薄毛を改善しましょう。

また、薬剤の併用は、薬剤の効果が出ないだけでなく副作用のリスクも高まります。用法用量をまもって正しく使いながら、気長に髪の成長を見守りましょう。

ぜひ本記事を参考に、自分に合った育毛剤・発毛剤をみつけてみてください!

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