大学生でもAGAになる?セルフチェック項目などを紹介

「大学生はまだAGAは心配しなくて良いだろう」「若いうちの抜け毛はそのうち改善するだろう」と思っていませんか?しかし、AGAは中年以降だけではなく、10代・20代で悩んでいる人も少なくありません。

そこで今回は、大学生や20代でもAGAが発症する理由や、大学生版セルフチェックリストを紹介します。

自分でできる対策方法についても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
[医療記事注釈]

AGAに悩む大学生は意外と多い

AGAに悩む大学生

薄毛は40代以降の中年男性だけのお悩みだと思っている人も多いでしょう。しかし、実は高校生・大学生といった若いうちから悩んでいる人も少なくありません。

ここでは若い人だからこそAGAをそのままにしてはいけない理由を解説していきます。

10代でもAGAを発症する人がいる

10代後半〜20代後半の人に発症する脱毛症のことを「若年性脱毛症」といいます。

 日本人男性においては20代後半~30代にかけて薄毛が目立っていく傾向にあり、40代には薄毛の状態がはっきりとしてきます。

またAGA発症者全体から見て、およそ10%もの人が10代のうちから発症しているというデータもあります。

10代から薄毛が気になっているという人も珍しくないということですね。

出典:CLINIC FOR

AGAは進行性の脱毛症なので完治は難しい

完治は難しいと悩む男性

AGAは発症するとどんどん進行していく脱毛症です。若いからと放置しても、改善することはありません。改善させるためには、適切な治療が必要です。

 AGA治療を継続して行えば、十分な毛量まで回復する可能性は大いに期待できます。

しかし、治療をやめても薄毛が進行しなくなることを「完治」と定義するなら、完治は不可能と言わざるを得ません。

AGAの治療は長期的に続けていくことが前提となっています。

出典:AGAメディカルケアクリニック

若年層のAGAは進行スピードが早い傾向

頭皮を気にする大学生

10代・20代にAGAを発症した場合、それ以降の年齢で発症した人よりも薄毛の進行スピードが早い傾向があります。

 10代で薄毛・抜け毛が気になりはじめ、そのまま放置していた場合、20代でおでこやつむじ部分の薄毛がかなり進んでいるケースも少なくありません。

ただしAGA治療は、発症してから治療を受けるまでの時間が短いほど効果を感じやすいという側面もあります。

髪の毛の量や状態で少しでも疑問に思うことがあれば、なるべく早くAGAクリニックで相談してみましょう。

出典:AGAメディカルケアクリニック

大学生からAGA治療を始めるのがおすすめ

治療コストを最小限にできる

もし大学生の時にAGAになってしまった場合には、そのままにせず早めに治療を受けましょう。

 進行を食い止めるだけの治療で済めば、治療コストを最小限に抑えられる可能性があります。

一般的にAGAの治療は複数の薬などを使って行いますが、AGAの進行具合が軽度であれば種類も量も最小限で済みます。

身体への負担も少ないので、副作用が心配な人でも安心して続けられるでしょう。

出典:クリスタル美容外科

生え変わりに余裕がある

AGAの進行が気になる大学生

髪の毛は、死ぬまでずっと生え続け、生え変わるというわけではありません。

 健康的な髪の毛は4〜6年のスパンで15回から20回程度生え変わるので、正常であれば60年以上は髪の毛が生えた状態が維持できます。

しかしAGAを発症すると髪の毛が生え変わるサイクルが短くなるため、結果的に髪の毛自体の寿命を縮めてしまいます。

生え変わりの寿命を迎えてしまった場合は、治療をしても二度と生えてくることはありません

若いうちにAGA治療を始めれば、ヘアサイクルを正常に戻せるので、髪の毛の寿命を延ばす効果も期待できます。

出典:クリスタル美容外科

大学生でAGA・薄毛になる4つの原因

薄毛で悩み座り込む大学生

1.遺伝によるもの

AGAの発症には遺伝が大きく関係しています。AGAに関連する遺伝で引き継がれる情報は、主に以下の2つです。

引き継がれる遺伝情報
  • 5αリダクターゼの活性度
  • 男性ホルモンレセプターの感受性

5αリダクターゼはAGA発症のきっかけになる物質ですが、この物質自体は誰にでも存在しているものです。しかし、AGAを発症するかどうかはこの5αリダクターゼの活性度によって変わります。

さらに男性ホルモンレセプターの感受性が強いほど、脱毛因子を生み出しやすくなります。

両親だけでなく祖父母が薄毛の場合、さらに高い確率で子に受け継がれることも分かっているんですよ。

出典:AGAメディカルケアクリニック

2.生活習慣

栄養のバランスが偏っている食事が薄毛原因

寝不足が続いている・栄養バランスが偏った食事を好む人も、薄毛のリスクが高くなります。髪の毛にとって十分な睡眠や栄養が不足していると、血流が悪くなり健康で元気な髪の毛が育ちにくいです。

大学生になって不規則な生活習慣が続いてしまうと、薄毛が進行しやすくなってしまうというわけですね。

出典:ザ・スタイルディクショナリー
出典:クリスタル美容外科コラム

3.ストレスフルな日常

10代・20代は学業や人間関係・将来のことなど、色々なストレスや変化に晒されている人が多い時期です。過度なストレスを受け続ける日常は、ホルモンバランスの乱れ自律神経も不安定になります。

血行が悪くなり、髪の毛の成長が阻害されてしまうことにも繋がります。

出典:MOTEO

4.正しくないヘアケア

間違ったヘアケアのイメージ

過度に頭皮や髪の毛を気にしてしまい、正しくないヘアケアをしている可能性があります。

 シャンプーを1日に何回もしたり、パーマやヘアカラーで頭皮にダメージを与えたりすることも、健康的な髪の毛が育ちにくくなる要因です。

出典:MOTEO

【大学生版】AGAのセルフチェック8項目

以下8個の項目のうち3つ以上当てはまった場合には、AGAの疑いがあります。

AGAセルフチェックリスト
  1. 家族・親戚に薄毛の人がいる
  2. 髪の毛のコシやハリがない・弱々しい毛が増えた
  3. 起床時・シャワーの時の抜け毛が多い
  4. おでこの生え際・つむじ部分の薄毛が広がっている
  5. ストレスを感じる生活が続く
  6. 食生活が乱れている
  7. 喫煙の習慣がある
  8. 同世代と比較して毛量が少ない

必ずしもAGAとは限りませんが、ヘアケアの見直しやAGA・薄毛治療の検討をしてみる際に役立ててくださいね。

1.家族・親戚に薄毛の人がいる

AGAは遺伝する

AGAは遺伝と大きく関係していると言われているので、身近な親族がAGAであった場合には注意が必要です。

 特に「母方の祖父が薄毛」である場合は影響を受けやすいと考えられています。

また、父親が薄毛の場合にも遺伝しやすいといわれているので、まだ発症していなくても身近な血縁者にAGAの人がいたら、将来AGAを発症する可能性があると考えて良いでしょう。

身近な親族がAGAでも、自分が必ずAGAになるというわけではないですよ。

出典:CLINIC FOR

2.髪の毛のコシやハリがない・弱々しい毛が増えた

AGAを発症しているかどうかは、髪の毛の状態を見る事でも分かります。AGAはヘアサイクルが極端に短くなった結果、十分に成長しきっていないまま抜けてしまうのが特徴です。

このような髪の毛は細くてコシやハリがなく、弱々しい状態になっていることが多いです。

出典:CLINIC FOR

3.起床時・シャワーの時の抜け毛が多い

起床時・シャワー時の抜け毛を気にする男性

AGAを発症すると、抜け毛の本数が正常な人よりも増えるのが特徴です。

 健康的な頭皮での抜け毛は1日あたり50~100本程度が正常な範囲となっています。

AGAを発症すると、毎日100本以上の髪の毛が抜けることが多いです。

起床時に枕に落ちている毛やシャワーや手ぐしの時に抜ける毛が増えた場合は、AGAが進行している可能性があります。

出典:AGAメディカルケアクリニック

4.おでこの生え際・つむじ部分の薄毛が広がっている

AGAは、特有の進行パターンを持っています。

AGAの進行パターン
  • おでこの生え際から後退する
  • つむじ部分から進行する

上記のいずれか、もしくは両方同時に薄毛が進行していくパターンもあります。

なおつむじ部分はおでこの生え際部分よりも自分では分かりにくい部分なので、気付いた時にはかなり進行していたというケースも珍しくありません。

昔の写真などと比較して確認するのがいいでしょう。

出典:CLINIC FOR

5.ストレスを感じる生活が続く

ストレスのある生活に悩む男性

日常的にストレスフルな生活を送っている人もまた、薄毛になる可能性があるので注意が必要です。

 ストレスを過度に受け続けると、頭皮の血行が悪くなったりホルモンバランスが乱れやすくなります。

その結果、髪の毛の成長に不可欠な酸素・栄養素が頭皮に届かず、薄毛になると考えられています。

さらに、ホルモンバランスの乱れによって薄毛に影響を与える男性ホルモンが増えすぎることも、抜け毛の増加の要因です。

ストレスはAGAの直接的な原因ではありませんが、薄毛のきっかけになる可能性があると考えられています。

出典:AGAメディカルケアクリニック

6.食生活が乱れている

髪の毛の健康的な成長は、日々の食生活も大きく関係しています。

 日常的に脂肪分の多い食事を摂っている・栄養バランスが偏っている人は、髪の毛にとって十分な栄養を摂取できていない可能性があります。

出典:CLINIC FOR

7.喫煙の習慣がある

喫煙の習慣もAGAの原因

タバコに含まれる「ニコチン」には、毛細血管を収縮する作用があります。

髪の毛にとって必要な栄養や酸素が行き渡りにくくなるため、喫煙も薄毛に繋がっていると考えられています。

普段からタバコを吸う人は、吸わない人よりも薄毛になるリスクが高いということですね。

出典:CLINIC FOR

8.同世代と比較して毛量が少ない

AGAの発症には「テストステロン」という男性ホルモンが深く関わっています。テストステロンの分泌が活発になる思春期以降なら、大学生であってもAGAの発症は珍しいことでもありません。

10代後半・20代であれば、同世代と比べて毛量が少ないかどうかでもAGAかを見分けることができます。

出典:CLINIC FOR

自分でできる5つのAGA対策法

自分でできるAGA対策を考える男性

1.生活習慣の見直し

毎日の食生活や過ごし方を気を付けることも、髪の毛の成長にとっては重要です。

 食生活では「タンパク質」「ビタミン類」「ミネラル」などを積極的にとるように心がけましょう。

脂質・糖分は摂りすぎると皮脂の過剰分泌に繋がるので、要注意です。十分な睡眠時間も確保するようにしましょう。

髪の毛の成長に必要な「成長ホルモン」は入眠してから2時間が最も多く分泌されます。

バイトや勉強・人付き合いなど何かと忙しい大学生こそ、気を付けたい習慣ばかりですね。

出典:ザ・スタイルディクショナリー
出典:MOTEO

2.適度なストレス発散

ランニングでストレス発散をする

日常的にストレスを感じているという人は、うまくストレスと向き合うことも大切です。

ストレスを全てなくすということは難しいので、自分にとってリラックスできること・リフレッシュできることを見つけることをおすすめします。

趣味を楽しむ時間を作る・リラックスできる時間を増やす・適度な運動をするなど、自分にあった方法を見つけましょう。

出典:ザ・スタイルディクショナリー

3.正しいシャンプー・ヘアケア

間違ったシャンプー・ヘアケアも、薄毛・抜け毛の原因に繋がります。シャンプーは1日1回、指の腹で優しく洗う・熱すぎないお湯でしっかりすすぐなどを心掛けましょう。

シャンプーは洗浄力が強すぎないアミノ酸系のものがおすすめですよ。

出典:ザ・スタイルディクショナリー

4.育毛剤・発毛剤の使用

育毛剤・発毛剤を使ってAGA対策をする

薄毛や抜け毛のケアを行うのであれば、育毛剤や発毛剤の活用もおすすめです。特に初期段階の薄毛であれば「育毛剤」、地肌が目立つのであれば「発毛剤」のように使い分けると効果を実感しやすいです。

AGAにアプローチできる成分が配合されているかなどをも、事前に確認しておきましょう。

出典:ザ・スタイルディクショナリー
出典:MOTEO

5.過度なお酒・タバコは控える

飲酒は適度な量であれば健康被害がないといわれていますが、飲み過ぎは肝臓に負担をかけすぎるのでよくありません。

 アルコールが分解された「アセトアルデヒド」は、薄毛を進行させる原因物質です。

またタバコは血管収縮作用があり、頭皮の血流も悪くなるので頭皮環境の悪化につながります。

お酒・たばこはいきなりやめてしまうとストレスになるので、徐々に減らしたり、禁煙外来など専門機関での相談したりするのもおすすめです。

出典:MOTEO

おすすめAGAクリニック5選|大学生も相談してみよう

[AGAクリニック3選]

よくある質問

M字ハゲ独特の原因は何?
M字ハゲ・U字ハゲ・O字ハゲといった薄毛の進行パターンによって原因に違いはありません。AGAは男性ホルモンが影響が大きいですが、頭皮環境などが原因の場合もあります。
またAGAの治療は、薄毛の進行パターンに関係なく一般的には同じ方法をとります。
出典:CLINIC FOR
高校生でもAGA治療は受けられる?
未成年であってもAGAの治療を受けること自体は可能です。しかしその場合には保護者の同意や同席が条件となっているクリニックがほとんどです。
さらに未成年の人には処方できない薬もあるのでご注意ください。
出典:CLINIC FOR
大学生の薄毛は食生活の見直しで改善する?
食事内容の見直しだけで薄毛の改善を行うのは難しいです。薄毛対策の一環として栄養バランスを考えた食事は大切ですが、栄養バランスが悪い生活をしているからといって必ずAGAになるとは限りません。
薄毛の予防法のひとつとして、毎日の食事を気をつけるようにしましょう。
出典:AGAメディカルケアクリニック
女性の薄毛は男性とは原因が異なる?
女性の薄毛は「生活習慣の乱れ」「ストレス」「過度なダイエット」などが原因なので男性と似ています。
しかし、FAGA・FPHL・びまん性脱毛症は、男性のAGAと異なりストレスや自律神経の乱れなどが原因と考えられています。
出典:AGAメディカルケアクリニック
AGAの治療は年齢が上がるごとに効果が出にくくなる?
治療効果については、年齢よりもAGAを発症してから治療を受けるまでどれくらい期間が空いているかのほうが重要です。
例として軽度のAGAの50代と重度の20代を比較した場合、20代のほうが治療効果を実感できるまでに時間が必要なことがあります。
出典:AGAメディカルケアクリニック
AGAの治療は一度始めたらずっと続けないといけない?
AGAの治療効果は、治療を続けている間は得られますが、途中でやめればまた薄毛になってしまう可能性が非常に高いです。
ただし治療を続けて十分な効果が感じられれば、薬の量や種類を変更して続けていくこともできます。
出典:AGAメディカルケアクリニック
育毛剤・育毛シャンプーでAGAは改善する?
残念ながら育毛剤や育毛シャンプーでAGAは改善しません。育毛剤や育毛シャンプーは頭皮環境を整えてすでに生えている髪の毛の成長をサポートすることが主な目的だからです。
すでに抜けてしまった髪を再び生やすことを目的とする場合には、クリニックや皮膚科でAGA治療を受ける必要があります。
出典:CLINIC FOR

まとめ

今回は、AGAは大学生でも発症する可能性があることについて解説しました。AGAは遺伝が要因である場合が多く、発症にも男性ホルモンが影響しているため、年齢はあまり関係がありません。

「まだ若いから大丈夫」と油断していると、いつの間にか薄毛が進んでしまい、治療費が高額になってしまう可能性もあります。

もし薄毛に悩んでいる・薄毛になるかもしれないと不安な場合は、一度クリニックを受診してみてはいかがでしょうか。

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