
人生100年時代と言われる現代は、65歳で定年退職をすると平均寿命から考えても老後が20年ほど続くことになります。
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iDeCoで人気のおすすめ証券会社と銀行5選
初めにiDeCoの取り扱いで人気の証券会社と銀行をご紹介します。特にiDeCoは年金の一種になるので、証券会社や銀行には老後までお世話になります。慎重に選んでいきたいですよね。今回は以下の点に注目してご紹介していきます。
- 手数料の安さ
- カスタマーサポート
- 取扱商品の充実度
SBI証券
- 2005年からのiDeCoを提供し続けているため、加入者数は業界ナンバー1
- 運営手数料は誰でも0円
- 様々な投資ニーズに合わせた充実の商品ラインナップ
楽天証券
- 運営管理手数料が0円
- ウェブセミナーが多数開催されていて、iDeCoの疑問や不安を解消できる
- 低コスト・好運用実績の投資信託を厳選し、幅広い商品のラインナップを実現
楽天証券は運営管理手数料が条件なしでずっと無料になります。
さらに私たちの事前質問を基に構成された生配信型のウェブセミナーも人気です。さらに取り揃えられている商品はどれも低コストで高い運用実績を残しているものばかりになります。
また初心者の方だと、基礎知識や、運用の流れがわからなくなることも多いと思います。そんな方のために、楽天証券ではスタートガイドが用意されています。
マネックス証券
- 運営管理手数料は誰でもずっと0円
- 長期の運用に向いた安定した商品を取り揃えている
- 5つの質問に答えて運用プランを提案してくれるロボアドバイザー
マネックス証券でiDeCoの口座を開設したのちにかかる費用は口座管理手数料の171円/月です。運営管理手数料は無料なので、業界最低水準の価格で、iDeCoの運用を続けることができます。
大和証券
- 運営管理機関手数料0円
- 国内株式だけではなく、海外の株式も対象に入れ、分散投資を実現
- 動画コンテンツが充実しているので初心者でも安心
みずほ銀行
- 条件を達成すると運営の管理手数料が0円に!
- さまざまなニーズに応えた充実のラインナップ
- WEB上なら10分で申し込みが完了
みずほ銀行では、以下の条件を達成すると運営の管理手数料が0円になります。
- iDeCoの残高か、掛金累計額が50万円以上の場合
- 月額の掛金が1万円以上
- iDeCoの専用ウェブサイトにメアドを登録済み
- みずほ銀行の資産運用ロボ「SMART FOLIO<DC>」で目標金額を達成している
通常であれば手数料は260円かかります。
また、資産運用に困った時はみずほ銀行の資産運用ロボ「SMART FOLIO<DC>」が最適の資産配分を提案してくれます。面倒な個人情報の入力などは一切不要なので、簡単に診断を受けることができます。
みずほ銀行はやはり3大メガバンクの1つですので、信頼度が高く、多くの人に選ばれています。
SBI証券のiDeCoおすすめ商品
ここからは証券会社ごとにおすすめの商品をご紹介します。まずはSBI証券の商品から解説していきます。国内株式インデックス型・国内株式アクティブ型・全世界株式インデックス型から1つずつピックアップします。
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
- MSCIコクサイ・インデックスに連動させた投資成果を目指す
- 主要先進国の株式に投資
- 購入時や換金時の手数料は無料
- ファンドの残高は成長し続けており、信託報酬は年々下がっている
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドはインデックス型の国内株式で、MSCIコクサイ・インデックスを投資成果の指標にしています。
主要先進国の株式への投資で、分散投資が実現できています。リスクが低いため、初心者でも安心して購入できるファンドです。
レオス-ひふみ年金
- 全国各地に実際に赴き、成長の見込みがある企業を発掘、投資
- 相対的にリスクが低く・リターンが高い運用を実現
- ファンドマネージャーの顔が見えるから、安心して運用を任せられる
レオス-ひふみ年金はレオス・キャピタルワークス株式会社が運営するファンドです。国内株式のアクティブ型なので、市場の動きに左右されず、分析と調査からファンドマネージャーが銘柄を選び、運用していきます。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 業界最低水準の運用コスト
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動させた投資成果を目指す
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は業界最低水準の信託報酬を目指しています。
eMAXIS Slimは国内株式、国内債券、先進国株式など、自分の好みの資産を選んで投資することができます。
また資産配分は8分割されていますので、平均的な市場の動きに沿うことができていると思います。
楽天証券のおすすめ商品
続いて楽天証券のおすすめ商品をご紹介します。
iTrust日本株式
- 日本のありとあらゆるナンバーワンを獲得している企業への投資
- 企業訪問による直接調査を重視
- 購入手数料・換金手数料は無料
iTrust日本株式は警備サービスでトップシェアを誇る「セコム」、総合不動産で国内ナンバーワンの「三井不動産」など、様々な業界のトップ企業に投資をしています。
また、現在の実績だけではなく、1年から1年半先の利益を予想し、成長の見込みのある企業を投資対象に絞っています。主要な銘柄は日本電産や村田製作所など、電気機器のメーカーが上位をしめています。
たわらノーロード国内債券
- NOMURA-BPI総合に連動した投資成果を目指す
- 購入時・換金時に手数料がかからない
- ファンドの管理費用が低めで、中期から長期の運用におすすめ
たわらノーロード国内債券はNOMURA-BPI総合に連動したインデックス型のファンドです。こちらのファンドは国内の公社債を中心に投資します。
購入時の手数料はかからない上に、NOMURA-BPI総合に連動したファンドの中では信託報酬など管理費用が低めに設定されているため、長期の運用をしたい方におすすめのファンドです。
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円ヘッジなし・円ベース)に連動した投資成果を目指す
- 新興国の株式を中心に投資
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、新興国の株式の動向を示す代表的な株価指数です。こちらに連動した投資成果を目指すファンドが、インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式になります。
その特徴はなんといっても新興国株式への投資を中心に行っていること。2020年11月の組み入れ上位の銘柄を見てみると、ケイマン諸島・中国・台湾・南アフリカなどが上位をしめています。
みずほ銀行のiDeCoの特徴とおすすめ商品
それではみずほ銀行のおすすめの商品をご紹介します。
One DC 国内株式インデックスファンド
- 東証株価指数(TOPIX)に連動した投資成果を目指す
- インデックスの状態をこまめに確認し、乖離があった場合はすみやかに銘柄の入れ替えを行う
- トヨタ自動車・ソニー・ソフトバンクなど国内の大企業が主な投資先
MHAM日本成長株ファンド<DC年金>
- 「競争力の優位性」と「利益の成長性」を重視した銘柄選定で大きな利益の獲得を目指す
- 業種ごとに専門のアナリストが調査・分析を行い銘柄を選定
- アクティブ型のファンドなので、市場全体の投資収益率を上回る利益が期待できる
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
- 世界の上場株式を中心に投資を行い、信託財産の成長を目指す
- 独自の審査に基づき選定したハイクオリティ成長企業から銘柄を厳選
- 「限定為替ヘッジ」と「為替ヘッジなし」で選択ができる。途中での変更も可能
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)は世界の上場株式を中心に投資を行っているファンドです。
銘柄選定の際には、個別企業の競争優位性、成長力の評価を吟味し、質の高い企業をピックアップしています。これらの基準で選ばれた企業をこちらのファンドでは「ハイクオリティ成長企業」と呼んでいます。
また、「限定為替ヘッジ」と「為替ヘッジ」の選択が可能です。「限定為替ヘッジ」を選ぶと、為替変動による損失のリスクを減らすことができます。「為替ヘッジ」は基準価額が為替変動の影響を受けます。
iDeCoの信託報酬が安い商品ランキング
それでは今回おすすめ商品としてご紹介した9つの商品の信託報酬を安い順にランキングを作成しました。
信託報酬はアクティブ型かインデックス型かでかなり変わってきますので、信託報酬が決め手の全てになるわけではありませんが、参考の1つにしていただけると幸いです。
なおこちらに記載してある信託報酬は全て税込表示になります。
iDeCoとは?基本情報と人気の理由を今一度おさらい
まずはiDeCoの概要をご説明します。iDeCoの正式名称は「個人型確定拠出年金」です。自分で申し込み、掛金を運用し、老後にその掛金と運用の利益を給付することができます。
iDeCoが人気な理由
iDeCoの大きな特徴としては運用の利益(運用益)が非課税になること、掛金全額が所得控除になるということです。それぞれ説明していきましょう。
運用益が非課税
まずは運用益についてです。投資信託などでは、運用益から課税として20%引かれることになっています。
iDeCoだとこの課税分の4万円が引かれないのです。
iDeCoは運用益を受け取るのは早くても65歳以降、と非常に長い時間をかけて掛金を運用していくことになるので、このメリットは大きいです。
掛金全額が所得控除に
iDeCoに月々入れるお金を掛金と呼びますが、この掛金全額分、所得控除を受けることができます。
日本では、年収が増えれば増えるほど、払う所得税が増えますので、収入の一部をiDeCoに回すことで、その分の所得税を節約することができるのです。
まとめ
今回はiDeCoのおすすめ商品についてご紹介しました。商品を決めるためには、まず証券会社や銀行からiDeCoに加入する必要がありますので、SBI証券・楽天証券・みずほ銀行の紹介もしました。
証券会社や銀行はこれから老後まで、長い間お世話になるということも考慮して、特徴を分析しながら慎重に決めるようにしましょう。
商品に関しては、人気のものを選ぶのもいいですし、インデックス型・アクティブ型など自分の投資スタイルにあった方法で選ぶのもいいですね。
ぜひiDeCoに加入して、豊かな老後を過ごしましょう!