
FXは「少ない資金から始められ大きく稼げる可能性がある」「24時間いつでも取引できる」などメリットがある投資です。初心者でも取り組みやすく、始めてすぐに利益が出る場合もあります。
一方で、大きな損失を出してしまうリスクがあるのもFXの怖いところです。そこでこの記事では、初心者がFXを始めるためにやるべきことや失敗しないためのコツを解説します。
Contents
FX初心者におすすめなFX会社5選!
最初にFX初心者におすすめのFX会社を紹介します。どの会社にしようか迷ったら、1回の投資額を安く抑えることができたりスプレッドが狭い会社を選ぶと良いでしょう。
DMM FX
DMM FXは、本人確認書類をスマホカメラで撮影しアップロードすれば、最短1時間で口座開設できるスピーディさが特徴のFX会社です。郵送受け取りも不要なので、非常に手軽に口座開設ができます。
また、初心者からプロまで満足できる充実の取引ツールが、無料で使用できるのもメリットです。PC版もスマホ版も自分に合ったツールを使えます。
スプレッド |
※原則固定(例外あり) |
最小取引単位 | 10,000通貨 |
通貨ペア | 21通貨ペア |
出典:https://fx.dmm.com/
GMOクリック証券 FXネオ
GMOクリック証券のFXネオは、取引ツールが非常に充実しているFX会社です。最大16個のチャートを保存でき、テクニカルの確認もスムーズです。無料でデモ取引を試せます。
初心者のうちはFX専用口座で十分ですが、取引に慣れてくると他の投資にも興味が出る可能性もありますので、同時に開設できるのはメリットと言えるでしょう。
スプレッド |
※原則固定(例外あり) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
出典:https://www.click-sec.com/
LINE FX
LINE FXでは、LINE通知で経済指標や急変動を知らせてくれるなど、LINEを有効活用した取引が可能です。最小単位が1,000通貨なので、比較的少額で始められます。
PC版ツールだけでなく専用スマホアプリもあり、通勤している電車やバスの中で、スマホを見ながらチャートを確認したり取引計画を練ったりできるでしょう。
スプレッド |
※原則固定(例外あり) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 23通貨ペア |
出典:https://line-fx.com/
外為どっとコム
外為どっとコムは、FXの取引業者として20年の実績がある安心のFX会社です。最低取引単位が1,000通貨なので、初心者でも始めやすいでしょう。
※対象期間:口座開設月から翌々月末まで
YouTuberや著名人によるセミナーなどを開催しているので、FXについてよくわからないという場合にはセミナーへの参加がおすすめです。好きな時間に短時間で受けられます。
スプレッド |
※原則固定(例外あり) |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 30通貨ペア |
出典:https://www.gaitame.com/
※対象期間:口座開設月から翌々月末まで
SBI FXトレード
一般的な最小取引通貨の単位は、1,000〜10,000通貨ですが、SBI FXトレードは1通貨から取引が可能です。そのため、非常に少額から始められます。
1,000万通貨単位まで取引できるので、FXに慣れてきたら大きな単位で大きな利益を目指せるようになるでしょう。また、ロスカットや取引手数料なども無料なので、初心者でも安心して始められます。
スプレッド |
※2021年7月1日(木)6時00分~2021年7月31日(土)5時30分の実績値、1~1000通貨注文まで |
最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア | 34通貨ペア |
出典:https://www.sbifxt.co.jp/
FXとは|稼ぎ方は2種類
FXとは外国為替取引(Foreign Exchange)のことで、簡単に言えばAという通貨を売ってBという通貨に交換し損益を生み出す金融商品です。
なお、FXの稼ぎ方には、大きく分けて以下の2種類の方法があります。
- 安く買って高く売る
- 高く売って安く買い戻す
安く買って高く売る方法のほうが、わかりやすくメジャーな取引方法でしょう。例えば1ドル100円でドルを買い、110円で売れば10円の利益になります。
しかし、安く買って高く売る方法だけでは、円安のときに取引をすると損をしてしまいます。
その点、ドルを高く売って安く買い戻す方法なら、1ドル110円でドルを売り、100円で買い戻すことで10円の利益を生み出せます。
FX4つのメリット|少額取引可能?
FXのメリットは大きく以下の4つが挙げられます。
- 少額から取引が可能
- 24時間取引できる
- スワップポイントで稼げる
- インサイダー取引などの影響を受けない
1.少額から取引が可能
FXは少額から取引が可能です。一般的に最低取引単価は1,000通貨か10,000通貨なので、大きな金額が必要そうに感じる人も多いでしょう。
しかし、FXでは証拠金を担保として預けてレバレッジをかけて取引するので、数千円〜数万円程度の金額から始められます。
例えば、1ドル100円で最低取引単位が1,000通貨、レバレッジを25倍に設定した場合、必要になる元手(証拠金)は、100円×1,000通貨÷25倍=4,000円になります。
2.24時間取引できる
FXは、24時間取引ができます。例えば株式投資の場合では、取引所が開いている平日の日中しか取引ができません。そのため、平日の日中は仕事で忙しい場合には満足のいく取引を行うのは難しいです。
ただし、クリスマスや大晦日・正月など取引できないタイミングがあるので注意しましょう。
3.スワップポイントで稼げる
FXは、スワップポイントで稼ぐことも可能です。
例えば、2通貨間の金利差が50円あった場合には、1通貨で毎日50円が受け取れることになります。
日本は世界的に見ても非常に低金利なので、日本円を売ればスワップポイントを手にできる可能性が高いです。
積み重なれば大きな金額になるスワップポイントですが、FXは短期で運用する場合がほとんどですので、おまけ程度に考えておくのがよいでしょう。
4.インサイダー取引などの影響を受けない
FXにはインサイダー取引のような不正はできません。株式では機密情報を悪用して利益を得る不正も可能ですが、為替レートではそのような不正は不可能と言えます。
世界の要人発言や情勢などによって為替レートは変動しますが、為替レートが変動するような情報は公に報道されているものです。
FX3つのリスク|失敗する可能性は?
メリットの大きいFXですが、リスクもあります。しかし、リスクをきちんと把握しておけば回避することも不可能ではありません。しっかりとチェックしておきましょう。
- 為替・金利の変動によるリスク
- オンライン取引に関するリスク
- ロスカットのリスク
1.為替・金利の変動によるリスク
為替レートや金利は日々変化します。短期間で為替が大きく動くことも珍しくありません。予想外の方向に相場が動けば損失が出てしまいます。
また、スワップポイント目的の場合でも、為替レートが変化すればそれだけ受け取れる額も変化します。
時にはマイナスになり支払うことになる可能性もあるので、為替の動向には常に注視しておく必要があるでしょう。
2.オンライン取引に関するリスク
FXはパソコンやスマホで取引されます。そのため、通信障害などの影響で正常な取引ができなくなるリスクがあります。
また、パソコンやスマホが故障したりウイルス感染してしまったりした場合には、ベストなタイミングで取引できなくなる機会損失の可能性もあります。
3.ロスカットのリスク
FXには、損失が一定基準を超えると損失を増やさないために強制的に決済される「ロスカット」という仕組みがあります。
ロスカットのルールは各FX会社によって基準が定められているので、しっかりチェックしておきましょう。また一般にロスカットはレバレッジ率が高いほど、発生する可能性が高くなります。
FXの勉強法3選|本・講座など
最初にやることは、FXの基礎知識を勉強することです。メリットやデメリットを理解したり、専門用語を知らなければ取引をするのが難しいです。
本や参考書
本や参考書は正確な情報を学べます。多くの数と種類があり初心者向けの本もあるので、勉強するには最適です。ここではFX初心者に向いている本を2冊紹介します。
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版
(※出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07718DF73/ref=dp_kinw_strp_1)
「一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版」は、会社の選び方から、FXの基礎用語、トレード情報など、初心者向けにイラストや図を使って説明している参考書です。
FXの人気ブロガー羊飼いとサイFXがコラボして作成しており、非常にわかりやすいのが特徴になります。
マンガでまるっとわかる!FXの教科書
(※出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01A6TUSJM/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i0)
「マンガでまるっとわかる!FXの教科書」は、マンガと図解で構成された入門書です。本を読むのは苦手で抵抗があるという人でも、読みやすいでしょう。
ブログやSNS
FXを実践している人や成功した人の中には、ブログやSNSで情報発信をしている人がいます。
気を付けるのは情報の正確性です。個人的な見解や偏った意見もあります。
FX会社の講座・専門家によるセミナー
ホームページなどで、初心者向けの講座を解説している会社もあります。本とは違って最新の情報を入手できる、ニュースなどトレンド情報が分かりやすいなどメリットがあります。
また、質疑応答も用意されている場合も多く、最近ではインターネットのオンラインセミナーで自宅に居ながら学べるのも大きなメリットです。
FXの基礎用語|初心者向けに解説
FX会社選びに役立ったりFXのことを調べるときに理解しやすくなったりする基礎用語を3つ解説します。この機会にしっかりと覚えておきましょう。
1.ペア
「ペア」とは、売買取引する通貨の組み合わせです。例えば、米ドルと日本円の場合、「米ドル/日本円」と表示します。
2.ポジション
「ポジション」とは外貨の「持ち高」を示します。外貨を買ったら、「ポジションを持っている」と言います。
例えば、「ポジションを膨らませた」と言ったら「外貨の取引量を増やした」という意味です。逆に、「ポジションを減らした」の場合は「持っている通貨の量を少なくした」ということです。
3.スプレッド
スプレッドは、外貨の買値(買う時の価格)と売値(売る時の価格)の差額です。
買値のほうが売値よりも高く設定されているため、買いと同じタイミングで売った場合にはスプレッド分が損になり、FX会社にとっては利益になります。
FXで失敗しないコツ|いくらから始める?
FXで失敗しないためには、いくつかコツがあります。初心者がFXのリスクを低く抑えるためには、以下4つのポイントを意識しましょう。
- 少額からスタートする
- メジャーの通貨ペアで取引する
- マイルールを決める
- レバレッジをかけすぎない
まずは少額から余裕資金で始めよう
FXはレバレッジを効かせれば4,000円程度から始められます。しかし、最低限の証拠金で余裕なくポジションを持つのはロスカットのリスクが大きくなります。
そのため、最低でも10万円は口座に用意しておくと安心です。また、FXを始めるときは必ず余裕資金で始めましょう。
自分が許容できる損失額を明確にし、シミュレーションをしてどれくらいの金額を投資するかを決めると、損失が出た際にも冷静に対処できます。
通貨ペアはメジャー通貨で
初心者にも馴染みのある日本円とペアになっているメジャーな通貨がおすすめです。メジャー通貨は米ドルや円の他に、ユーロやポンドなどがあります。
ルールを決める
自分なりのルールを作ってルール通りに取引するのが失敗しないFX取引のコツです。もっとも重要と言えるのは損切りのタイミングです。
冷静に対処するためにもあらかじめルールを決めておき、決めたルールを必ず守って取引をすれば、ロスカットのリスクを回避できます。
レバレッジをかけすぎない
高いレバレッジ率はメリットも大きいですが、リスクも大きいです。25倍のレバレッジをかけた場合、利益は25倍になりますがマイナスになった場合の損失も25倍になります。
そのため、初心者のうちは低いレバレッジ率で取引をするのが良いでしょう。
よくある質問
まとめ
今回は、初心者に向けてFXとはどういうものか、失敗しないコツなどを解説しました。FXは外国為替取引(Foreign Exchange)のことで、通貨を売買・交換することで利益を生み出せる金融商品です。
基本は「安く買って高く売る」「高く売って安く買い戻す」方法で利益を出しますが、2通貨間の金利差であるスワップポイントを受け取る方法もあります。
FXはメリットが多く非常に魅力的ですが、リスクもあります。本記事を参考にしっかりとFXを勉強して、大きな失敗をしないようにFXを行いましょう。
FX関連記事