FXの両建てとは?戦法やメリット、必勝法があるのかなど解説!

FX投資には、勝つために考えられた色々な手法があります。その手法の1つが今回紹介する「両建て」手法です。

本記事では、両建てについて詳しく解説します。両建てのメリット・デメリットやFX会社のおすすめも紹介しています。両建てに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

両建ての戦法・手法に興味がない方も知識として蓄えておくことをおすすめします。

 FXの両建て手法とは?必勝法はある?

 FXの両建て手法とは?

FXの両建て手法とは、同一通貨ペアにおいて「買い」「売り」と2つのポジションを同時に持つことです。

 FXでは通常1つの通貨ペアにおいては「買い」もしくは「売り」のどちらか片方のポジションを保有します。

一般的には片方のポジションを持ち、相場変動による利益を狙っていきます。しかし、想定と反対方向に相場が動くと損失が出ます。

両建てにより相場変動のリスクを軽減できることが考えられます。

両建てに必勝法はある?

FXで相場の動きを読むのはある程度経験を積んだ方でも難しいです。そのため、両建て戦法を駆使したとしても、必勝法は得られないと言えるでしょう。

しかし、両建ては戦略性の高い手法です。そのため、運任せではなくある程度利益を望むことができる取引戦法だと言えます。

投資は利益を出す人・損失を出す人がいて成り立つものです。そのため、必勝法は原則ないと考えておきましょう。

FXの両建て手法をするメリット

FX投資において両建てをするメリットを4つ紹介します。

1.相場急変に対応できる

2つのポジションがあるので、相場が急変しても片方のポジションでは利益が出ます。以下に一例を挙げて説明します。

両建ての例
  1. 1米ドル=100円で「買い」
  2. 1米ドル=95円に下落
  3. 1米ドル=95円で「売り」を新たに保有(買いと売りの両建て)
  4. 1米ドル=130円に相場急変

    この場合、1米ドル=95円に下落した時にさらなる価格下落を想定し、「売り」ポジションを保有したとします。しかし、想定とは逆に1米ドル=130円に急変し「売り」ポジションは損失が出ます。

    ところが、最初の1ドル=100円の「買い」ポジションでは大幅な利益を得られるため「売り」の損失をカバーできるのです。

    仮に「売り」ポジションしか保有していない場合は、損失だけが残ります。

    相場急変による損失リスクに対応できるのが、両建ての大きなメリットです。

    2.証拠金を抑えて取引ができる

    FXの両建て手法をするメリット

    多くのFX会社では、証拠金は「買い」「売り」のどちらか一方(数量が多い方)のポジションだけで良く、二重にはかかりません。

    つまり、証拠金を低く抑えて取引することが可能です。

    以下に例を挙げて説明します。

    両建てにおける証拠金
    • 買いを20,000通貨保有(証拠金必要)
    • 売りを10,000通貨保有(証拠金不要)

      証拠金として必要なのは数量が多い「買い」の20,000通貨のみです。「売り」と合わせて30,000通貨分の取引を行っていますが、20,000通貨分の証拠金だけで取引できます。

      両建てを行うなら、証拠金が片方のポジションだけで良い業者で行うのがお得です。

      ただし、FX会社によっては「買い」と「売り」2つとも証拠金が必要なケースもあります。

      3.つなぎ売買ができる

      長期的には価格が上昇すると想定しても、短期的に下落することは多々あります。

      このとき長期的には「買い」ポジションを保有、短期で「売り」ポジションを保有すれば、短期的にも利益を出せます。

      短期的に保有ポジションとは反対のポジションを持つことを「つなぎ売買」と呼びます。

      4.税金対策になる

      FXの両建て手法をするメリット

      FXで利益を出すと、所得額に応じて税金が発生します。FXの所得でかかる税金は、1月1日〜12月31日までの1年単位で計算されます。

      このFXによる所得は、決済をして売買益の受け渡しが完了したものが対象です。未決済のまま年を越してポジションを保有したとき、含み益であっても税金はかかりません。

       含み益で年越しをしても、その後に価格が減少して含み損となるリスクもあります。

      そこで、両建てをすると相場急変に対するリスクヘッジになり、含み益が含み損になる心配を軽減できるのです。

      年越しが間近で決済に悩んでいる方は、両建てによる税金対策を検討してみましょう。

      FXの両建て手法をするデメリット

      FXの両建て手法にはデメリットもあります。主なデメリットを3つ紹介していきます。

      1.ロスカットのリスクがある

      両建てしているから、相場が急変しても絶対に安心というわけではありません。相場が急変すると、どちらか一方のポジションがロスカットされることもあります。

       ロスカットされた時点で、1つのポジションは損失が確定してしまいます。

      もう一方のポジションでは利益が出ているでしょうが、その後の相場次第では利益も減っていく(場合によっては損失になる)可能性があります。

      両建てしていても、安心感を持たずにロスカットの危険性は常に考慮しておきましょう。

      ロスカットされずに自らの意思で決済できないと、両建ての利点は活かせません。

      2.手数料が2重にかかる

      FXの両建て手法をするデメリット

      証拠金は片方だけで良い場合が多いですが、スプレッドに関しては「買い」「売り」の両方で発生します。

      単純に手数料が2倍かかると捉えられます。

      仮に2つのポジションを保有してから一切の価格変動がなければ、「買い」「売り」ともにスプレッド分だけ損となります。

      3.スワップポイントの利益は期待できない

      両建てでは、スワップポイントの利益は期待できません。低金利と高金利の両ポジションを持つので、スワップポイントの「付与」と「支払い」の両方が発生します。

       スワップポイントとは、低金利の通貨を売り高金利の通貨を買うことで得られる通貨の金利差による利益のことです。

      なお、2つの会社間で両建てを行えば、スワップポイントのサヤ取り(スワップポイントによる利益)ができることもあります。理由としては、スワップポイントは会社ごとに異なるためです。

      ただし、2社間での両建ては禁止されている場合もあります。

      両建てに向いてるFX口座の選び方

      ここからは、両建て手法に向いているFX会社の選び方を解説します。4つのポイントを解説しているので、総合的にどの講座が良いか考えながら読んでみてください。

      証拠金は片方のポジションだけで良いか

      両建てに向いてるFX口座の選び方

      先述しましたが、両建てをする場合の証拠金は数量の多いポジションのみで良いことが多いです。しかし、中には「買い」「売り」の両ポジションで証拠金を求める業者もあります。

      両建てメインでFX会社を選ぶ場合、証拠金が1つだけで済む口座がおすすめです。

      スプレッドが狭いか

      スプレッドはFX取引における実質的な手数料です。両建ての場合は「買い」と「売り」の両方でスプレッドがかかります。

       スプレッドが狭いFX会社を選べば、実質手数料が安くなります。

      スプレッドは通貨ペアごとに異なるので、取引したい通貨ペアのスプレッドで比較するのがポイントです。

      スワップポイントの差が少ないか

      スワップポイントの差が大きいと、マイナス金利となりポジションを保有しているだけで支払いが発生してきます。

      コストをできるだけ抑えるためにも、スワップポイントの差が少ない業者を選びましょう。

      スプレッドが狭く、スワップポイントの差が少ない業者が理想です。

      約定力が高い

      両建てに向いてるFX口座の選び方

      約定力とは、注文価格と約定価格(実際の取引価格)に差異がないかを表します。約定とは、取引(注文売買)が成立することです。

      実際のFX取引では、常に価格が変動しています。そのため、注文した時点の価格と約定価格が異なることがあります。約定力の高い業者を選べば、基本的に意図通りの取引が可能です。

      約定力の高い・低い
      • 約定力が高い…注文した価格(もしくは、非常に近い価格)で約定
      • 約定力が低い…注文した価格と約定した価格に一定の差がある

      自分自身が意図した価格で約定できるかは、利益を得る上では重要です。約定力が高いとロスカットの場合においても、ロスカットが追いつかない可能性が減ります

      約定力の高さをウリにしている業者を選ぶと良いでしょう。

      両建て手法が可能なおすすめFX会社3選

      LIGHT FX

      LIGHT FX

      おすすめポイント
      • 99.9%の約定力※2020年5月のLIGHT FXによる調査結果
      • 業界最狭水準のスプレッド※LIGHT FX公式サイトより
      • 使いやすい取引ツール

      LIGHT FXは、トレイダース証券が運営するFX取引に特化したサービスです。約定力の高さに定評があり、2020年5月のLIGHT FXによる自社調査結果では99.9%の約定力がありました。

       約定力の高さは両建て手法において大きなメリットです。

      必要証拠金はどちらか片方のみ、スプレッドは業界最狭水準となっています。両建て手法に優れたFX会社と言えるでしょう。

      両建て以外に目を向けても、豊富なキャンペーン各種手数料が無料、スマホアプリの使いやすさなど魅力的な点が多いです。

      スマホアプリは直感的に操作しやすく、チャートを見ながらのワンタップでのスピード注文もできますよ。
      両建て時の必要証拠金 どちらか片方のみ
      レバレッジ 最大25倍
      最低取引単位 1,000通貨単位
      通貨ペア数 29通貨ペア
      スプレッド
      • USD/JPY(米ドル/円)…0.2銭
      • EUR/JPY(ユーロ/円)…0.4銭
      各種手数料 無料

      参照:https://lightfx.jp/

      ヒロセ通商(LION FX)

      ヒロセ通商(LION FX)

      おすすめポイント
      • 世界最速水準の約定スピード※LION FX公式サイトより
      • 取り扱い通貨ペアは50種類
      • 全27種類の豊富な注文方法

      ヒロセ通商はFXに特化した金融業者で、オリコン顧客満足度ランキングにおいて各部門で1位の実績があります。

      両建てのメリットには、必要証拠金がどちらか片方であること、約定スピードが速いことが挙げられます。その速さは世界最速水準の0.001秒です。

       約定スピードが速いことは約定力の高さに繋がります。

      通貨ペア数も他社を凌ぐ50通貨ペアとなっていて、FX取引においての選択肢が広がります。

      日本円(JPY)建て以外の通貨ペアが豊富なのが特徴的です。

      その他にも全27種類ある注文方法、豊富なキャンペーンを展開、各種手数料は無料など、使いこなせば非常に便利でお得にFX取引ができるでしょう。

      ※2021年オリコン顧客満足度ランキングFX取引「システムの安定性」「取引のしやすさ」「通貨ペア、発注方法」各部門にて1位獲得
      ※2020年7月時点(LION FX公式サイトより)

      両建て時の必要証拠金 どちらか片方のみ
      レバレッジ 最大25倍
      最低取引単位 1,000通貨単位
      通貨ペア数 50通貨ペア
      スプレッド
      • USD/JPY(米ドル/円)…0.2銭
      • EUR/JPY(ユーロ/円)…0.4〜0.7銭
      各種手数料 無料

      参照:https://hirose-fx.co.jp/

      GMOクリック証券(FXネオ)

      GMOクリック証券

      おすすめポイント
      • 業界最小水準のスプレッド※GMOクリック証券公式サイトより
      • 各種手数料が無料
      • 無料のデモ取引が利用可能

      GMOクリック証券のFXネオは、FX取引高で世界1位を達成した実績を持つFXサービスです。

       取引高の多さはFXサービスとしての人気の裏付けと言えます。

      主なメリットとしては、必要証拠金がどちらか片方のみであることと、業界最小水準のスプレッドの2点が挙げられます。

      無料のデモ取引も提供しており、本番さながらの環境で擬似取引が可能です。このデモ取引を利用すれば、両建て投資を無料で試すことができます。

      両建て手法が不安な場合には、デモ取引はおすすめですね。

      その他にも各種手数料が無料、大手証券会社としての信頼性の高さ、株式など他の金融商品取引ができるなど、多数のメリットがあります。

      ※2020年1〜12月のFX取引高(参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000030257.html)

      両建て時の必要証拠金 どちらか片方のみ
      レバレッジ 最大25倍
      最低取引単位 10,000通貨単位
      通貨ペア数 20通貨ペア
      スプレッド
      • USD/JPY(米ドル/円)…0.2銭
      • EUR/JPY(ユーロ/円)…0.5銭
      各種手数料 無料

      参照:https://www.click-sec.com/corp/guide/fxneo/

      【よくある質問】両建ては負けない?禁止されてる?

      FXの両建てができるおすすめFX口座はどこですか?

      LIGHT FXです。99.9%を誇る約定力の高さに定評があります。両建て時の必要証拠金は数量の多いポジションのみなので、証拠金を抑えて両建てができる点もメリットです。

      スプレッドも狭く、取り扱い通貨ペアも29ペアと豊富。各種手数料が無料など両建て以外にもメリットの大きいFX会社です。

      FX両建ては負けないっていうのは本当ですか?

      両建てをしても負ける(損をする)ことはあります。両建てをして相場急変により片方がロスカットされた場合、もう一方の利益を確定していなければ、その後相場が戻った時には損になります。

      両建てをするときでもロスカットのリスクには注意しましょう。

      FXの両建てが禁止されてる業者はありますか?

      両建てを禁止しているFX業者はあります。主に海外のFX業者に多いです。海外FX業者では、ゼロカットと呼ばれるロスカットできない場合の救済措置があります。

      ゼロカットを利用すると、両建てで利益を得るのは比較的簡単なため両建て禁止の業者も多いです。

      FX初心者でも両建てできますか?

      初心者でも両建ては可能です。ただし、知識が薄い状態で両建て手法を使うのはリスクが高いです。

      しっかりと勉強をして知識を養ってから両建てを行うことをおすすめします。

      両建ては意味がないという意見は本当ですか?

      両建ては意味がないという意見も存在します。捉え方によっては、ポジションが相殺されてポジションなしとも考えられるからです。

      ただし、短期的には「売り」長期的には「買い」など、期間によって相場傾向が異なるならば意味はあるでしょう。

      両建てが推奨されていない理由は何ですか?

      買いと売りの両方のポジションでスプレッドが発生するためです。実質的には手数料が2倍かかることになります。

      相場急変により片方がロスカットされるリスクもあります。その場合には、両建てではなくなるので利益を出しにくいです。

      両建ては複数業者で行っても良いですか?

      一部の業者では、複数業者での両建てを認めています。ただし、ゼロカットのシステムがある海外FX業者では多くのFX業者において複数業者の両建てを禁止しています。

      複数業者で両建てを検討している方は、事前に認めているかを確認してください。

      まとめ

      今回はFX投資における手法の1つ、両建て手法について解説しました。両建て手法は「買い」「売り」の両ポジションを同時に保有することです。

      両建てにより損失リスクの軽減つなぎ売買をできるのがメリットです。一方で、ロスカットの危険性や2重のスプレッド負担などデメリットもあります。

      そのため両建てを考えるなら、メリット・デメリットをしっかりと把握しましょう。両建て手法は禁止されているFX会社もあるので、事前に両建てしても良いかの確認も重要です。

      口座開設で迷った方は、今回紹介した3社のFX会社での口座開設も検討してください。
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